雨のイイ歯デー 2015/11/8

11月8日=イイ歯デーは「保険でよい歯を」東京連絡会主催で毎年浅草で宣伝行動が取り組まれます。2015年はあいにくの雨でしたが、小豆沢歯科のメンバーも元気に宣伝行動を行いました。

みんなでレベルアップ 基礎的技術を再評価

小豆沢歯科では、診療スタッフで技術課題について論議してマニュアル化しています。今回は歯の型どりをするときに使う印象材について常勤スタッフ全員で実習を行い、基礎的なところから確認しあいました。

印象材を練和するとき混水比といって水と粉末の量を正しく計量する必要があいます。今回は一人ひとりが計量カップでとったものを精密な計量器で測定して誤差を出しました。自分が毎日やっていることの振り返りになります。いつも正確に計量することが、品質管理につながり、患者さんによりよい金属冠や義歯を提供できるようになります。


医療活動発表会 2015

小豆沢歯科では、一年間のまとめとして、全職員が各自の興味のあるテーマに沿った発表・報告を行っております。今年も7月29日、それぞれの職種の観点からすばらしい発表が行われました。一年の成長の証としてまとめることを続けることは、大変だけれども、続けるべき行事と感じました。

発表会と同時に新しい技術を習得するため、講師を招いて講演会も行っております。今年は小豆沢歯科OBの伊井博樹先生(狭山市開業)に、総義歯(総入れ歯)の設計に関する講演をしていただきました。経験則でなく、科学的な根拠に基づいた総義歯の設計について、とても分かりやすく講義をしていただきました。自分の中では、総義歯の世界が大きく広がり、固い足場が出来た気がしました。そして、自分の技術の未熟さを改めて知らされ、日々勉強が必要だとも感じました。早く自分のモノにし、臨床に還元できるように取り組みたいと思います。


ニューヨークで核兵器廃絶を訴え 矢野所長 2015

核軍備撤廃を話合うNPT(核不拡散条約)再検討会議がニューヨークの国連本部で開催されました。これに向けて世界各国から平和運動の活動家がニューヨークに集まりました。日本からは原水協が被爆70年ニューヨーク行動を提起しました。私は東京反核医師の会の代表とし参加してきました。

日本からは1,058 人が参加。633 万筆の署名を国連本部前に積み上げ、アンゲラ・ケイン国連

上級代表とタウス・フェルーキ議長に提出しました。フェルーキ議長は「核軍縮は政府だけでする

ことではありません。市民一人ひとりの行動があってこそ実現できます。署名は自分自身の意思

を表明することができるものです」と高く評価してくれました。

ユニオンスクエアーには世界各国からいろんな団体の方が集まりにぎやかな集会になりました。主催者発表で1万人が集会とパレードに参加したとのことです。私も初めての経験でしたが、医療関係者のつどいなど各地で頑張っている若い人たちもいて励まされました。これからも反核平和の運動を続けていこうと思います。

噛(か)んで食べられる喜びを 2015

2014年12月、「2013年国民健康・栄養調査結果の概要」が厚労省より公表されました。どの年代においても「何でも噛んで食べることができる者」の割合が増加していることや、「食べ物や飲み物が飲みにくく感じたり、食事中にむせたりすることがある者」の割合が減少していることがわかりました。

 70歳以上で残っている歯の本数で比較すると歯が20本以上残っている人では「何でも噛んで食べることができる」が84.1%であるのに対し歯がない人では46.4%と半減します。


人間の歯は28本あります。虫歯も歯周病もなく、一生自分の歯で食べられるのが理想です。しかし、いったん悪くなった歯は元には戻りません。早めの治療が大切です。

しかし多くの患者さんが経済的な理由で歯科にかかれなかったり、治療を中断したりしています。非正規雇用が3人に1人と増え、4人に1人は年収200万円以下のワーキングプアといった貧困と格差が広がっています。治療の中断でむし歯だらけ、噛むところがないといった「口腔(こうくう)崩壊(ほうかい)」という深刻な事態が広がっています。

収入の格差が歯科医療格差、さらに命の格差へと広がっています。

私たちは保険証1枚でお金の心配をせずに安心して良い歯科治療が受けられるよう『保険で良い歯科医療を』という運動を行っています。