東京民医連第36回歯科医療活動集談会で演題発表

2022/12/17

東京民医連第36回歯科医療活動集談会がオンラインで開催されました。

記念講演は「ケアを通してわかること 一人の弱さを緩く許す」と題して看護師の宮子あずささんのお話をうかがいました。

その後2つの分散会で19演題の発表が行われました。小豆沢歯科から依田所長が「マウスピース使用と開咬の症例 口腔内写真の有用性について」という演題を報告しました。他の診療所の演題にも学ぶことが多く、明日からの診療に役に立てていきたいと思います。

イイ歯デー 巣鴨駅前で「保険でよい歯を」東京連絡会が宣伝活動を行いました

「保険でよい歯を」東京連絡会は毎年11月8日「いい歯デー」の前後に宣伝活動を行っています。今年も「お年寄りの原宿」巣鴨で11月13日に宣伝活動を行いました。例年ですと数十名は集まるのですが、3年前からコロナ対策で少数精鋭の行動としています。東京民医連や東京歯科保険医協会のメンバー11名が参加しました。

今回は連絡会の訴えやアンケートはがきなどといっしょに歯磨き剤などをバッグに入れて配布しました。ハンドマイクで「保険証1枚で、いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配をせず安心して良い歯科治療が受けられるように」とよびかけました。今年は特に高齢者の窓口負担が2倍化し受診抑制が広がっていることや、保険証を廃止してマイナンバーカードにする政府の方針に反対する訴えも行いました。用意した300の宣伝物はあっという間に配布完了。1時間足らずで行動を締めくくりました。

75歳以上の医療費倍化に抗議

2022/10/01
本日から75歳以上の方の窓口負担が2倍化されました。物価は上がる、年金は下がる、コロナ禍という中、さらに医療費が値上げされれば病院にかかるのを控える人も出てきます。私たち全日本民医連は社保協・年金者組合・高齢期運動連絡会などと共に「10・1怒りの新宿デモ」を行いました。小豆沢歯科から矢野歯科医師が参加。小豆沢歯科の患者さんも年金者組合の役員として参加されていました。

高齢者保険の方は新しい保険証が来ていると思います。何かあれば窓口でご相談下さい。

毎日の診療を振り返り院内で医療活動発表会

2022/08/31
小豆沢歯科では毎年医療活動のまとめに全職員による院内医療活動発表会を行っています。今年は11名の選抜メンバーによる発表となりました。歯科衛生士からは自分が担当した患者さんが糖尿病の診断を受けながら奮闘している様子が報告されました。歯科技工士は人材育成や後継者養成、技術伝承の取り組みについて発表しました。歯科事務は自分の病気を振り返り健康管理の大切さを物語りました。歯科医師からは産休などで常勤歯科医師が減少するなかで訪問診療に取り組む様子をデータを元にした報告がありました。
優秀演題を今後、全日本や東京民医連で情報発信する予定です。

核兵器のない平和で公正な世界に 広島大会

2022/08/06

原水爆禁止2022年世界大会が開催されました。小豆沢歯科から矢野歯科医師が3年ぶりに現地参加しました。

ロシアのウクライナ侵攻でプーチン大統領は核兵器の使用を示唆してています。日本国内でもこれに便乗して「敵基地攻撃能力」、軍事費2倍化や核共有を主張する人達もいます。しかし6月には核兵器禁止条約第1回締約国会議が開催され「核兵器のない平和で公正な社会」へむけて歩みを進めています。

広島大会で被爆者の証言を直接聞き、オンラインでウクライナを始め各国で反戦平和活動をしている人たちの貴重な情報に接することもできました。被爆者の平均年齢は84歳を超えました。若い世代への継承が重要です。今大会で積極的に発言する小学生を始め若者の参加もあり大変心強く思いました。

広島市主催の平和祈念式典にも早朝から参加しました。国連のグテレス事務総長も参列。事務総長の参加は12年ぶりです。この中で岸田首相のみ核兵器禁止条約にまったく触れませんでした。被爆者の願いに背を向けているとしか思えません。小学6年生による「平和への誓い」で「本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心を持ち、相手を理解しようとすることです。本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。」と訴えたのが心にしみました。

高齢者窓口負担が増えると義歯が入れられない

3割負担で18.3%、2割負担で13.3%、1割負担で8.5%が義歯不使用

2022/07/06

高齢者の窓口負担の割合が増えるにしたがって義歯を入れていない人が増えるという研究結果が東北大学から発表されました。

65 歳以上の高齢者21,594 名のデータを解析し、日本の国民皆保険制度における自己負担割合の違いが、重度の歯の喪失が認められる高齢者の義歯使用の所得格差にどのような影響を及ぼすかを調査しまし。その結果、重度の歯の喪失にも関わらず義歯を使用していない者の割合は、3割負担の群で18.3%、2割負担の群で13.3%、1割負担の群で8.5%でした。

入れ歯不使用に対する所得格差について評価したところ、自己負担割合が大きい群ほど格差が大きいことが明らかになりました。

 

この研究は自己負担割合の差が健康格差につながることを示しています。

しかし国は10月から75歳以上の患者の窓口負担を2割化しようとしています。コロナ禍の中、賃金や年金は下がり逆に物価は上がっています。私たちは高齢者の窓口負担2倍化には反対です。

 

東北大学プレスリリース

 

消火・避難訓練

医療安全学習会 高齢者疑似体験

2022/03/30

災害対策委員会主催で消火・避難訓練を行いました。火災と地震を想定して消火器や非常持ち出しの確認。今回は地域避難場所の志村第2中学校まで全員で歩きました。
続いて医療安全委員会主催で高齢者疑似体験を行いました。「うらしま太郎パート2」というセットを身に付けて不自由な動きを再現。待合室から診療室への移動、レントゲン撮影、トイレの使用など実際に体験してみました。

どちらも実際にやってみると問題点がわかり、これからに役立てたいと思いました。

ロシアのウクライナ侵略を糾弾する

ロシアのウクライナ侵攻を糾弾する
ウクライナに平和を 有原誠治監督作成

2022/03/07

ロシアのプーチン大統領は、2月24日、ウクライナにロシア軍を侵入させ、ウクライナ各地への攻撃を始めました。これは、国連憲章、国際法を踏みにじる行為であり、いかなる理由であれ許されるものではありません。

ロシア軍は罪なき一般市民を殺傷し、原子力発電所への攻撃まで行っています。核兵器使用で世界の諸国を威嚇しています。

小豆沢歯科が加盟する民医連は綱領に「人類の生命と健康を破壊する一切の戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります」と定めています。

私たち小豆沢歯科はプーチン大統領を糾弾するとともに、ロシア軍に即刻軍事行動を中止し、ウクライナから撤退するように求めます。

 

 

私たちの力は小さいかもしれません。しかし、全世界で戦争反対の声を上げていくことが平和への道と確信しています。

図は原水禁世界大会長崎「影像のひろば」で小豆沢歯科の職員がご一緒した映画監督の有原誠治さんが作成したもので共有許可をいただいています。

小豆沢歯科雪景色

2022/01/06

東京に雪が降りました。雪国の方には申し訳ありませんが東京は雪に弱いです。
翌日、中山道など幹線道路が大渋滞になりました。小豆沢歯科の往診車はオールシーズンタイヤを履いているので雪道でも走行できますが、渋滞には勝てません。訪問診療の患者さんはお待たせすることになってしまいました。それでも無事に終わってホッとしました。

2022年

新年のごあいさつ

小豆沢歯科所長:依田知久

皆さま、明けましておめでとうございます。

 2022年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染の拡大により、多くの人々の生活が困難に直面している現状ではありますが、皆さまには、ご自分自身とご家族を守り、また周囲の大切な方々を守りながら、健やかな日々を過ごして頂きたく思います。

 感染症の入り口である口腔の健康の維持は、全身の健康にとって重要な因子であると考えております。歯科領域からみなさまの健康づくりを支援させていただきたいと思います。

 「第6波」「オミクロン株」といった不安なキーワードもありますが、経口治療薬の承認が近いなど明るい話題も増えてきました。

 

 今年こそは、マスクなしで会話ができて、大勢で楽しく食事が囲めるようになれることを願いつつ新年のご挨拶にさせていただきます。