HPH健康いきいきフェスティバル

2018/12/02

東京民医連北中ブロック主催のHPH健康いきいきフェスティバルが開催されました。HPHとはHealth Promoting Hospitals & Health Servicesの略で、WHO(世界保健機構)が推奨する健康増進活動拠点病院の国際的なネットワークです。

練馬区ココネリホールに多くの市民が集いました。小豆沢歯科では歯科相談を担当しました。ポスターセッションでは「ゼロ歳からの健康づくり 元気な歯のまつり」を歯科衛生士が発表。優秀賞を獲得しました。

いい歯デー2018

2018/11/11

「保険でよい歯を」東京連絡会では毎年11月8日の「いい歯デー」にちなんで都内で宣伝活動を行っています。

今年は11月11日日曜日に巣鴨地蔵通り商店街入り口で行いました。患者負担増反対の署名活動やお口の無料相談会などを行いました。東京民医連を中心に保険医協会などといっしょに運動に取り組んでいます。今回はオレンジ色のビブスで統一してかなり目立つ宣伝となりました。とげぬき地蔵尊高岩寺住職も顔を出してくれました。小豆沢歯科の職員・健康友の会の方も多く参加して運動の中心となっています。

所内 医療活動発表会開催

2018/10/31

小豆沢歯科では毎年医療活動発表会を開催しています。常勤職員が一人1演題発表します。テーマを選び資料を揃えパワーポイントを使ってプレゼンテーションを行います。今年は19演題の発表がありました。日常の診療や訪問診療の中で気づいたこと、オーラルフレイル、友の会での活動、平和運動など様々な演題が発表されました。優秀演題が選抜され、今後東京民医連や全日本で発表する予定です。

城北健康友の会 落語とミニ講演 秋のつどい

2018/10/17

城北健康友の会小豆沢支部で秋のつどいが開催されました。

小豆沢歯科の歯科医師と歯科衛生士が講師を務めました。「誤嚥と認知症」というテーマで講演を行いました。近年、注目を集めてきている内容で多くの方に興味をもって聞いていただけました。あいうべ体操やポケット吹き矢も友の会の皆さんと行い、口腔機能向上に対する意識を高められたと思います。

口腔機能検査を導入します

2018/10/01

加齢で口の働きが衰えて、食事中にむせたり食べこぼしたりするうちに、食欲が落ちたり、滑舌が悪くなったりすることがあります。単なる老化現象とあなどりがちですが、一つひとつはささいな口の衰えでも、複数が重なり、そのままにしておくと心や体の健康にも大きく影響し、やがて要介護となってしまいます。

「よく咬めて、なんでも食べられる」ということは感覚的にある程度わかると思いますが、数値で示すとなると難しいです。口腔機能を数値的に評価できる機材を小豆沢歯科では導入しました。保険適用なので、お口の機能が低下したかもと心配な方はぜひご相談ください。今回導入した機器について紹介いたします。

 

咀嚼能力検査装置 GC社製「グルコセンサーGS-Ⅱ」

グルコース含有グミを咀嚼して吐き出した唾液の中に含まれるグルコース濃度を測定することにより、咀嚼能力の程度を数値で表現します。細かくかみ砕くことの程度が判定できます。入れ歯作製の前後に測定することにより咀嚼能力の回復の程度を判定することなどにも利用しています。

 

舌圧測定器 JMS社製「JMS舌圧測定器」

専用のバルーンを口腔内に入れ、舌を挙上し口蓋との間で押しつぶしその時の最大圧力を測定します。測定値は摂食・嚥下機能や構音機能に関する口腔機能検査のスクリーニングの指標となります。摂食・嚥下機能と舌の運動機能は深く関係し、舌圧の低い人は食事の際にむせるなどの危険性が高いと考えられます。舌に対するリハビリテーション効果の測定などにも利用しています。

 

 

    グルコセンサー          舌圧測定器           測定模式図

(画像はGC社ホームページより引用)

医療安全所内研修会 車イスやAEDを実際に

2018/08/29

医療安全職員研修会を開催しました。小豆沢歯科医療安全管理委員会主催です。

小豆沢病院リハビリテーション科理学療法士のお二人に車イスから歯科治療ユニットへの移乗について講演と実技。小豆沢病院看護師による救急救命に関する講義と心臓マッサージとAED(自動体外式除細動器)の実習。全員で心臓マッサージを再確認しました。
「医薬品の取り扱い」・「滅菌・消毒の医療機器の取り扱い」についてそれぞれ担当の歯科衛生士が講演。最後に「院内感染防止対策の考え方」について歯科医師がまとめの講演を行いました。
実践に即した研修会となりました。

オーラルフレイル予防で講演会

「保険でよい歯を」東京連絡会夏の講演会が開催されました。東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生の講演です。
健康長寿医療センター平野浩彦先生

2018/07/22

「保険でよい歯を」東京連絡会夏の講演会が開催されました。東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生の講演です。矢野所長が主催者代表であいさつをしました。

「人との会話、社会性を保つ歯・口腔ケア ー オーラルフレイルの予防ー」がテーマです。「オーラルフレイル」とは加齢で口の働きが衰えて、食事中にむせたり食べこぼしたりするうちに、食欲が落ちたり、滑舌が悪くなったりした状態のことです。単なる老化現象とあなどりがちですが、一つ一つはささいな口の衰えでも、複数が重なり、そのままにしておくと心や体の健康にも大きく影響し、やがて要介護となるリスクを高めてしまいます。平野先生達が千葉県柏市で行った調査では「オーラルフレイル」とされた人は、正常だった人よりも2.09倍も死亡リスクが高く、要介護になる危険度も2.35倍となったそうです。

フレイル予防は健康寿命を伸ばすために大切です。小豆沢歯科でも口腔機能に着目して検査などできるように準備を進めているところです。

保育園検診

2018/06/21

小豆沢歯科では毎年保育園の歯科検診を行っています。今年も陽光保育園で4歳児を対象に 15名検診しました。終わってからお楽しみの吹き矢をやりました。1人3回ずつ的に目がけて吹きました。みんな楽しんでやってくれました。吹き矢は呼吸やお口の機能の発達のため有効なスポーツです。

元気な歯のまつり2018

2018/06/16

元気な歯のまつり2018を開催しました。小学生以下46名のお子さまが参加、保護者の方や保母さんも入れると100名を超える方々に参加いただきました。受け入れる小豆沢歯科はパート職員や職員家族も動員して対応しました。小豆沢歯科の建物に子どもたちの元気な声が響き渡り楽しいひとときでした。

リーフレット11種類完成

小豆沢歯科ご利用のみなさんに歯科治療の内容について知っていただきたいことをリーフレットとしてまとめてみました。

歯周病治療の流れや歯ブラシの当て方など簡単に説明したリーフレットを11種類揃えました。待合室に置いてあります。ご自由にお取り下さい。みなさまのお口の健康づくりに少しでもお役立に立てばと思います。

パート職員募集 → 採用いたしました

小豆沢歯科では歯科用器具の滅菌消毒などのお仕事を手伝っていただける方を募集しています。高校生でもできる仕事です。年齢は問いません。詳しくは電話でお問い合わせ下さい。歯科助手などの経験者も歓迎です。

 

お陰様で2018/03/28から新しい高校生アルバイトの方に入職していただきました。

友の会新春のつどいでリレートーク

2018/02/11

城北健康友の会・新春のつどいが開かれ、会員が100名ほど集まりました。その中で若手職員によるリレートークという企画がありました。現在健康文化会で働いている、医学生担当の事務、理学療法士、歯科衛生士の3人で10分ずつ時間をいただいました。

 

まず今の仕事につくまでのこと、小豆沢歯科を選んだわけについて話しました。次に歯科衛生士がお口の環境を良くするように診療室だけでなく、居宅、施設、病棟で働いていること、そしてその仕事のやりがいについて語りました。

歯科学術運動交流集会で優秀演題

2018/01/21

 民医連関東甲信越地協歯科学術運動交流集会が東京で開催されました。テーマは「医科歯科介護連携における歯科の果たすべき役割」です。記念講演は植田耕一郎日本大学歯学部教授。「健康を感じる口腔ケアと食支援の着眼点」と題して講演されました。植田先生は再び口から食事を摂れるリハビリを目指し、長年、摂食・嚥下リハビリを研究してこられたパイオニア的存在です。大学での研究や外来・訪問診療の傍ら、口腔ケアの重要性を全国で講演されています。摂食・嚥下リハビリテーションは臓器レベルを超える「生活の障害」という切り口をもつ医学とおっしゃっていました。

 

小豆沢歯科からは歯科衛生士が「総義歯装着で嚥下障害を克服した一症例」を演題発表、「口腔内写真から見えた歯科酷書」のポスターセッション発表も行いました。発表者70名の中から当院の演題が優秀演題に選出されました。

2018今年も小豆沢歯科をよろしくお願いいたします

歯科訪問診療32年の歴史から

地域の中で育てられた小豆沢歯科

 小豆沢歯科ができたばかりの頃「歯科は往診しないんですか?」と小豆沢病院の地域看護婦さんに聞かれました。病院内科の往診もあるし、地域看護婦は自転車で患者さんの家を回っていました。私も初めてのことでしたが、事務長に案内をたのみ、さっそく出かけることにしました。基本セット、義歯を削る技工用エンジン、懐中電灯と思いつくものを鞄に入れて行きます。水曜日の午後が休診でしたので、要望があればそのときに一人で出かけて行くというパターンでした。義歯が当たって痛いということで調整したら「痛くない、これで食べられる」と患者さん、家族も「歯医者さんにはもうかかれないと思っていたのに先生が来てくれた」と喜ばれます。在宅ならではの達成感がありました。

 それから32年、小豆沢歯科の往診も大きく成長しました。専用の往診車と運転手、もちろん歯科衛生士。昨年末から土曜日午後の訪問診療も始まり月曜から土曜まで毎日訪問に行けるようになりました。

 厚生労働省は「2025年を目途に可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築を」としています。しかし、実際には「要介護1・2」の人に対する生活援助などの在宅サービスと、車いすなどの福祉用具貸与や住宅改修について、自己負担増や給付見直しを提案しています。

 私たちはこういった国の動きに抗し、貧困と格差、超高齢社会に立ち向かう無差別・平等の医療を強めていく年にしたいと思います。地域の中で育てられた小豆沢歯科、今年もよろしくお願いします。