保険でよい歯を 歯科総行動国会内集会

2021/12/16

「保険でよい歯科医療を」全国連絡会の主催で「2021歯科総行動集会」が、国会内で開催されました。衆議院第2議員会館多目的会議室をホスト会場に、全国250会場をZOOMとYouTubeでつなぎ約500人が参加しました。国会議員も自民、立憲、維新、国民、共産など与野党超えて21人が出席でした。

小豆沢歯科から矢野歯科医師が参加。国会議員と面談し、みなさまからいただいた署名を直接手渡すことができました。

署名にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

X線(レントゲン)システムを更新しました

2021/07/24

X線(レントゲン)撮影システムを一新しました。

小豆沢歯科が現在地に移転し10年が経過し、X線の技術も大きく進歩しました。口の中にフィルムを入れて撮影する歯科用X線は、IP(イメージングプレート)方式に変更しました。以前使用していたCCD方式では、8mmほどの厚みと硬さのあるセンサーを口の中にいれて撮影していましたが、新システムでは薄く柔らかいフィルム状のIPを用いますので、撮影時の苦痛は大幅に改善されたと思います。

頭の周りの機械が回転して撮影するパノラマX線は、撮影時間が7秒程度と半減しました。体の動きによる撮影のブレが抑えられます。特に車いすの方の撮影時の負担が減ると期待しています。

今回の更新で一番の目玉がコーンビームCTです。歯科用コーンビームCTは医科用と比較して解像度が大幅に高いことが特徴です。歯の形状を3次元的に判別できます。通常のレントゲンでは分からなかった歯の微細構造を立体的に見ることができるので診断の上で非常に有効です。

写真で左上の奥歯の実例を示します。歯牙断面が観察でき、病変・歯根の形態の診断が可能になりました。

放射線の被曝が心配と思われる方がいらっしゃるかもしれませんがご安心ください。歯科用X線1枚は0.01ミリシーベルト、コーンビームCTは1回で0.1ミリシーベルト程度の線量です。一般公衆の年間線量限度が1ミリシーベルトで、日本の平均自然放射線量は1.5ミリシーベルトです。X線撮影によって得られる情報の利益と被曝による損失を比較して十分な利益があると判断し撮影をしています。

 

小豆沢歯科院内発表会開催

2021/06/30
小豆沢歯科院内発表会を開催しました。今回は選抜9演題の発表がありました。「コロナ対策頑張り中」「志村さつき苑(老健施設)訪問診療」「フードバンクに参加して」「インプラント上部構造の連結について」など各職種それぞれの観点から掘り下げた演題でした。全職員で情報共有できて有意義な発表会となりました。優秀演題は来年度の東京民医連医活集談会で発表予定です。

 

引き続き医療安全講習会を開催、院内感染対策について学習しました。

保険で良い歯科医療を 国会議員要請

2021/06/03

保険で良い歯科医療を全国連絡会主催「初夏の歯科総行動集会」が国会内で開催されました。歯科医療費の総枠拡大、患者窓口負担軽減を求める運動です。日本歯科医師会堀会長を始め多くのメッセージが寄せられました。国会議員の挨拶を受け今まで集めた署名を提出しました。Web併用で、全国の250会場と結び、400名以上が参加。会場参加も約100名。衆参両院の国会議員も16名が参加しました。小豆沢歯科から矢野歯科医師が参加、集会後議員控え室を回り要請行動を行いました。

小豆沢歯科では引き続き署名を集めています。ご協力よろしくお願いいたします。

保険でより良い歯科医療を 署名のお願い

2021/05/08

保険で良い歯科医療を全国連絡会で国会請願署名を開始しました。

【請願項目】

○お金の心配をせず、安心して歯科医療が受けられるよう、窓口負担割合を下げてください

○健康保険で受けられる歯科治療の範囲を広げてください

○歯科医療の充実に必要な国の予算を増やしてください

小豆沢歯科では患者さんやご家族の方に署名をお願いしています。

みなさまのご協力をお願い致します。

第6回歯科技工問題を考える国会内集会開催 保険で良い歯科医療を全国連絡会

歯科技工士は歯科医療にかかせません

2021/04/22

「第6回歯科技工士問題を考える国会内集会」が開催されました。

義歯やブリッジ、冠などを作る歯科技工士は歯科医療に欠かせないエッセンシャルワーカーです。歯科医療費が低く抑えられているので、歯科技工所の経営も大変です。長時間労働も日常化しています。技工士学校の入学者も減少し学校も廃校が続いています。このままでは日本から歯科技工士がいなくなりかねません。若い歯科技工士が将来に希望を持てる歯科界にしないと国民のお口の健康は守れません。

今回の集会にはウェブも含め多くの技工士さん、技工士学校の校長先生が参加しています。日本歯科技工士会会長からメッセージも寄せられました。

小豆沢歯科から矢野歯科医師が国会内の集会に参加、他の職員もウエブ参加しました。

集会には与野党の国会議員が出席しています。少しでも現場の声が伝わればと思います。

防災訓練 地震に備える

2021/03/31

小豆沢歯科では毎年防災訓練を行っています。

今回は志村消防署のご協力を得て地震体験車を用意していただきました。

小豆沢病院駐車場に地震体験車と消防車が到着。災害対策委員会のメンバーが署員と打ち合わせ。

全職員が実際に関東大震災と同じ震度7を体験しました。消防署の方から「まず身の安全を確保することが大切」とお話をうかがいました。

最後に診療所内で火災を想定した避難訓練を行いました。

東日本大震災から10年、備えあれば憂いなしとしたいものです。

新しい往診車

2021/03/26

小豆沢歯科の往診車、今日から新車です。リース契約更新で新しくなりました。写真で見るとデカいですが、軽自動車です。

今後、往診チームを2組だすこともできるようになります。

ドライマウスへ対応 口腔水分計ムーカス導入

2021/03/17

お口の中が乾く口腔乾燥症(ドライマウス)は、唾液の分泌が少なくなって起こります。加齢によるものや、唾液の分泌が少なくなる病気、お薬の副作用、口呼吸、精神的なストレスなどが原因です。

今回、小豆沢歯科では口腔水分計「ムーカス」を導入しました。舌の先に特殊なセンサーを当てることでお口の中の湿潤状態を計測します。

オーラルフレイル対応チームが講師になり実習を行いました。診療スタッフで情報共有。口腔機能低下症の患者さんを中心に診療室で活用していきます。

東日本大震災から10年 世の中のあり方を考える

2021/03/10

東日本大震災から10年、当時を思い返しながら、これからを考えたいと思います。

2011年3月11日に起きた東日本大震災にあたり小豆沢歯科では診療を継続すると同時に、東京民医連・東京歯科保険医協会・ボランティア団体などに協力して、被災地の歯科医療支援活動を行いました。避難所での治療や口腔ケア、仮設歯科診療所での治療などで微力ながらお役に立てたと思います。特に歯科技工士による義歯の破折修理など「食べる」を直接支援することができました。

福島原発事故に対し原発再稼働反対の運動にもかかわってきました。小豆沢歯科に災害対策委員会を作り、震災だけではなく防災と診療の継続について対策を立ててきました。

みなさんは震災直後の計画停電で真暗になったことを覚えていらっしゃいますか?自分の生き方を変えようと思った方も多かったのではないでしょうか。コロナ禍は改めて社会と医療を問い直す機会を与えてくれました。世の中、「生産性」とか「効率」だけで回っていいのでしょうか。保健所を減らしたり、公的病院を削減したりしたことが新型コロナウイルス感染対策に大きなマイナスになったことは明らかです。さらに政府は高齢者の医療費負担を2倍にしようとしています。

私たちは無差別・平等の医療と福祉の実現をめざす組織として総選挙に臨みます。今こそ「健康で文化的な生活」のため、政治のあり方を根本から変革していかなければなりません。

核兵器禁止条約の発効を祝うとともに日本政府の条約への参加を求めます

このポスターは映画監督の有原誠治さんが作られたものです。私たちは東京反核医師の会として長崎の原水禁世界大会で有原さんとともに「映像のひろば」の運営を行ってきました。

2021/01/22
 2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効しました。核兵器は国際法の下で初めて違法となります。まさしく「核の時代の、終わりのはじまり」であり、核兵器廃絶の取り組みは新たな段階に進んだと言えます。
核のない世界を求める世界中の人々と、二度と核兵器による被害を繰り返してはならないという被爆者たちの長年にわたる取り組みの成果である条約発効を、私たちは心から歓迎します。
 
 同時に私達は、核廃絶に対する日本政府の姿勢を問わなければなりません。

 

政府は唯一の戦争被爆国として原爆の悲惨さを訴えながら、一方で米国の「核の傘」に依存するという矛盾を抱えています。私たちは日本が核兵器禁止条約の批准国会議にオブザーバー参加をすること、そして条約に署名、批准し、核廃絶に向けて積極的な役割を果たすことを強く求めます。

2021年

新年のごあいさつ

2021/01/01

明けましておめでとうございます。

近年、新たな想定外の災害が毎年発生しているように感じます。小豆沢歯科の運営の中で危機対応にあたり、前例踏襲したくても事例がなく、新しい対応策を作り出している日々です。

まだ収束が見えないコロナ禍ではあります。皆さんのご心労をお察しいたします。小豆沢歯科では自信をもって安心・安全な医療を提供するために、様々な感染予防策を行ってきました。科学的根拠に基づいた、地道な、きめ細かい作業の積み重ねを今後も継続します。

歯科の治療の中心は、「痛い歯を治す」「入れ歯を入れる」といった治療と障害からの回復の時代から、全身の健康への関与を目的とした治療、機能回復を目的とした訓練の時代へ変わろうとしています。「話す」「たべる」「のみこむ」といったことを口腔機能と捉えて、機能回復・維持を目的に治療や訓練を行う考え方です。今年も口腔機能評価を行える機器を新たに準備し、より安全で質の高い医療を提供できるよう職員一同精進していきたいと思います。

2021年も皆さんにとって健やかで実り多い年で有りますよう祈念いたします。